農業・環境・食品関連トピックス

農業・環境・食品等に関する気になる話題を取り上げます。

救荒植物の手引書「かてもの」

私の出身は、山形県米沢市です。
米沢市の歴史的英雄として、聖君こと上杉鷹山公の功績を
子供のころ学校で聞かされたものでした(校歌にも出てくる)。

そのような功績の1つに、当時の飢饉救済を目的として、
米沢藩で編纂、刊行された「かてもの」という書物があります。
かてもの(糧物)とは、食糧不足の際に代わりに食べられる食物のことで、
現代では 救荒食、特に植物は 救荒植物 といいます。

少し前に、某番組で「生垣を食べる」とか「雑草を食べる」県民として
取り上げられたのを見て、「かてもの」のことを思い出しました。
以下、「かてもの」に関する優良サイトを紹介します。

 

かてもの 飯粮集 米沢藩の救荒植物の写真
「かてもの」の解説、救荒植物の図鑑、BBS「かてもの談話室」もある。
かてもの=救荒食品 - 最上川を中心に環境を考えよう
山形大学大学院理工学研究科 応用生命システム工学分野 木ノ内研究室

こちら↓で、1802年刊行の原本を閲覧することができます。(2010/2/18追記)
か手もの:日本社会事業大学 デジタルライブラリ

 

参考資料 (2013/3/6追記)
救荒雑草―飢えを救った雑草たち

救荒雑草―飢えを救った雑草たち

  • 作者:佐合 隆一
  • 発売日: 2012/09/01
  • メディア: 単行本
 
救荒雑草―飢えを救った雑草たち 佐合隆一著
救荒植物集説 - 文化遺産オンライン 大分市歴史資料館所蔵
本草学で知られる賀来飛霞による執筆(1884年)

 

余談ですが、子供のころは偏食だったので、
山菜や雑草風の野菜は嫌いで食べられませんでした。。
 
2021/2/8 更新